霞ヶ関駅 | 千代田区立日比谷図書文化館 1階 特別展示室
開催期間:2019.10.24~2019.12.23
開催終了
ジョルジュ・バルビエ
『ヴァーツラフ・ニジンスキーのダンスを描いたジョルジュ・バルビエのデッサン』より「シェエラザード」 1913 年
© NAO KASHIMA(NOEMA.Inc.JAPAN)
ジョルジュ・バルビエ
『ボヌール・デュ・ジュール(現代の幸福あるいは流行のエレガンス)』 1920 年
© NAO KASHIMA(NOEMA.Inc.JAPAN)
シャルル・マルタン
ジャン・コクトー著『貴社の栄光と商品の高品質に常に配慮せよ!瑕瑾なければ、貴社の利益は社会全体の利益となるにちがいない』 1924 年
© NAO KASHIMA(NOEMA.Inc.JAPAN)
20世紀初頭、アール・デコ華やかなりし時代に、革新的なデザイン感覚を持ったイラストレーターと、高度な技術を持った印刷職人とのコラボレーションにより次々と産み出された高級挿絵本。それはまた、新鋭イラストレーターを起用し新しいモード・ジャーナリズムを見事に開花させた先見の明ある編集者の登場と、裕福なパトロンが同時代に存在するという、幸福なできごとにより生まれた芸術でもありました。
細部までこだわり抜いたその造本美は、デジタルが横行する今なお新鮮で、どこまでも美しく、見ているだけで至福の時を過ごすことができます。グラフィック・アート黄金時代を築いた、アール・デコ四天王と呼ばれるジョルジュ・バルビエ、アンドレ=エドゥアール・マルティ、シャルル・マルタン、ジョルジュ・ルパップ。彼らのきらめく挿絵はもちろん、モダングラフィックデザインを代表するドイツやイギリスとは一線を画す独自の進化を遂げたフランス、アール・デコ期のタイポグラフィも魅力的です。
本展では、フランス文学者の鹿島茂氏が30年以上にわたって収集してきた膨大な数の個人コレクションの中から、バルビエ、マルティ、マルタン、ルパップによる挿絵本と、4人がそれぞれに関わったファッション・プレート合わせて100点あまりを紹介します。アール・デコの造本芸術の優美な世界をご堪能ください。
鹿島茂コレクション
アール・デコの造本芸術 高級挿絵本の世界
2019.10.24~2019.12.23
開催終了
月曜日~木曜日10:00~19:00、金曜日10:00~20:00、土曜日10:00~19:00、日曜日・祝日10:00~17:00(入室は閉室の30分前まで)
11月18日(月)、12月16日(月)
一般300円、大学・高校生200円(千代田区民・中学生以下、障害者手帳などをお持ちの方および付き添いの方1名は無料)
※ 住所が確認できるもの、学生証、障害者手帳などをお持ちください。
千代田区立日比谷図書文化館 1階 特別展示室
〒100-0012
東京都千代田区日比谷公園1-4
03-3502-3340(代表)
・東京メトロ 丸の内線・日比谷線「霞ヶ関駅」B2出口より徒歩約3分
・東京メトロ 千代田線「霞ヶ関駅」C4出口より徒歩約3分
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・JR 新橋駅 日比谷口より 徒歩約10分
千代田区立日比谷図書文化館