鏡は、日常的に使う身近な存在ですが、現在使用しているガラス鏡が普及したのは新しく、明治時代以降です。それ以前は銅鏡で、その背面には動植物や風景などさまざまな文様が施されていました。
本展では、鎌倉で発見された和鏡や、鎌倉の寺院に伝世した古鏡を展観し、中世の鎌倉に住んだ人々の嗜好性に迫ります。また、当館の館長青木豊が長年にわたり蒐集した平安~江戸時代までの和鏡も合わせて展観し、その形式的な移り変わりや多彩な文様表現の変遷から、当時の人々の美的感覚やそれぞれの時代背景を探っていきます。
さらに多様な和鏡の魅力を知ってもらうために、魔鏡―鏡に光を当てて反射光を投影すると、投影光の中に肉眼では見えなかった図柄が出現する摩訶不思議な鑑を陳列し、毎週土曜11時からの展示解説にて実演します。
市制80周年企画展
「和鏡~水鑑から魔鏡まで~」
2019.09.07~2020.01.11
開催終了
10:00~16:00(入館は15:30まで)
日曜・祝日
一般300〔210〕円 小・中学生100〔70〕円
※〔 〕内は20名以上団体料金
※本料金で本館平常展示もご覧いただけます。
※鎌倉市内の小・中学生と、市内の65歳以上の方、または障がい者手帳等の交付を受けた方と付き添い1名は無料となりますので、受付に学生証・福寿手帳等を呈示してください。
鎌倉歴史文化交流館
〒248-0011
神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-5-1
0467-73-8501
JR鎌倉駅・江ノ電鎌倉駅より徒歩7分
鎌倉歴史文化交流館(鎌倉市教育委員会)