安野太郎 個展

代官山駅 | アートフロントギャラリー
開催期間:2020.01.10~2020.02.02 開催終了

あらゆるメディア、テクノロジー、手段、方法で、音楽そのものをあり方から問い直し続ける作曲家として活躍する安野太郎と、フリーランスの映像作家、および教育デザイナーである早川貴泰。

 

アートフロントではこの二人がおのおのに進めたプロジェクトを持ち合い融合させることで新たな展開を導き出します。実はこの二人、この展覧会の前より早川の作品に安野が音楽提供し、その作品がアジアデジタルアート大賞を受賞するなど、長い付き合いもあり、おのおのが映像作家、音楽作曲家として活躍してきました。今回、ギャラリーにて両名とも美術作家として再会し、安野の提案に早川が賛同する形で作品を構築します。安野が今回提案するのは、「2020年オリンピックのファンファーレ」案と、「2025年関西・大阪万博の為のプロジェクト」案。安野はアンビルド建築等の作品のあり方から着想を得て、実現されないであろう仮想のファンファーレ作曲をアンリアライズド・コンポジションとして考案。近年の音楽の作曲のみにとらわれない活動と同様に、ファンファーレを作曲だけでなく、ファンファーレ発生装置の原案にまでに発展させオープニング演出の一部分を仮想し、鑑賞者の脳内に疑似的に作り上げます。展示は主に発生装置のもととなるプロトタイプおよび、式典での装置ドローイング、コスチュームなどが披露され、展示室内には実際に作曲したファンファーレが響きわたります。2020年オリンピックを目前に作曲される安野のファンファーレに是非ご期待下さい。もう一方のプロジェクト案は2025年関西・大阪万博に向けたもので、1970年大阪万博で建設された岡本太郎の太陽の塔を当時と異なる形で再利用する案。早川は、この案に自身の制作する縄文を表現したアニメーションをコラボレーションさせる。早川アニメの特徴である高解像度、有機的な動きがこの草案と岡本太郎の太陽の塔にあらたな生命を与える予定。

 

新進気鋭の作家が織りなす未知の提案は無謀である一方、様々な立場や政治に左右されない真のクリエーションとしての期待も運んでくるはずだ。

展覧会名

安野太郎 個展

会期

2020.01.10~2020.02.02 開催終了

開館時間

11:00 - 19:00

休館日

月曜日、火曜日

入場料

無料

会場

アートフロントギャラリー

住所

〒150-0033
東京都渋谷区猿楽町29−18 ヒルサイドテラスA棟

お問い合わせ

03-3476-4869

アクセス

東急東横線 代官山駅 より徒歩 5分
JR山手線 恵比寿駅 より徒歩 15分

主催

アートフロントギャラリー

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