徳川美術館に所蔵される国宝「初音(はつね)の調度」は、徳川三代将軍家光の長女である千代姫が、寛永16年(1639)、尾張徳川家二代光友に嫁ぐ折に制作された婚礼調度です。
「初音」という名称は、この調度を飾る文様が、『源氏物語』「初音」帖に題材を得ていることに由来します。金銀を贅沢に使い、高度な蒔絵技術を尽くして制作された豪華な調度は、わが国の漆芸史上、白眉として名高いものです。
第9回目となる今回は、この国宝「初音の調度」のうち、乱箱(みだればこ)、長文箱(ながふばこ)、短冊箱(たんざくばこ)の3件を展示いたします。また、同じ『源氏物語』をモチーフとした絵画や、盛岡藩主南部家ゆかりの婚礼調度も合わせてご紹介いたします。
新春を飾るにふさわしい華麗なる婚礼調度。皆様どうぞゆっくりとお楽しみください。
新春特別公開
徳川美術館所蔵 国宝 初音の調度
2020.01.01~2020.01.26
開催終了
9:30〜17:00
※毎週金・土曜日は9:30~20:00
(入館は閉館の30分前まで)
月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は翌日)
一般430円(220円)、大学生130円(70円)
( )内は有料の方20名以上の団体料金、障害者手帳等をご持参の方とその介護者1名は無料、高校生以下・18歳
未満及び満70歳以上の方は無料、特別展は別料金。
九州国立博物館
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