横内賢太郎「CONTACT」

栄駅 | 愛知県美術館
開催期間:2020.01.03~2020.03.15 開催終了

2000 年代半ばから横内賢太郎(1979 年千葉県生まれ)は、美術品や工芸品のイメージをサテン生地に描いた絵画を発表してきました。その作品は、美術品や工芸品に向けられる眼差しを、それ自体が眼差しの対象である絵画を通じて入れ子のように浮かび上がらせます。また、欧米からは長らくエキゾチックな眼差しの対象であった日本において、欧米由来の絵画技法を学び、扱っていることへの自己批評も込められています。これらの興味や関心をより広い視座のもとで深めるべく、横内は 2014 年にインドネシアのジョグジャカルタへと拠点を移します。以来、横内は、それまで扱ってきた絵画の染色技法とも重なる部分のある、ろうけつ染めのバティック(更紗)や、アジア諸国に通底
する表現に関心を持ち続けてきました。

 

バティックはイスラム教が大多数となる現在のインドネシアを代表する伝統工芸品ですが、ヒンドゥー文化に起源をもち、オランダの植民地時代に産業として発展するなど、複数の文化の衝突と交差の中で育まれたものです。横内は近年、こうしたバティックをモチーフに、「文化的接ぎ木」というテーマのもと制作を行っています。本展では、インドネシアで作られた横内の新作絵画に加え、インドネシアのアーティストと共同制作した映像作品も展示します。企画タイトル「CONTACT」が示す、異なる背景を持つ技術や文化同士の豊かな出会いをご覧いただければと思います。

展覧会名

横内賢太郎「CONTACT」

会期

2020.01.03~2020.03.15 開催終了

開館時間

10:00〜18:00
金曜日は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)

休館日

毎週月曜日、1月14日(火)、2月25日(火)
※ただし、1月13日(月・祝)、2月24日(月・振)は開館。3月9日(月)は特別開館。

入場料

一般 500(400)円/高校・大学生 300(240)円/中学生以下無料
※(  )内は 20 名以上の団体料金です。
※上記料金で、本展を含むコレクション展の展示をご覧いただけます。
※本展は「コートールド美術館展」チケットでもご覧いただけます。
※下記に該当する方は無料です。
1. 学校行事として来館する高校生および引率者。
2. 「身体障害者手帳」、「療育手帳」、「精神障害者保健福祉手帳」のいずれかをお持ちの方。また、その手帳に「1 種」または「1 級」と記載のある方に付き添われる方 1 名。(美術館チケット売場で手帳をお示しになり、付き添いの方はお申し出ください。)

会場

愛知県美術館

住所

〒461-8525 
愛知県名古屋市東区東桜1-13-2

お問い合わせ

ハローダイヤル 050-5542-8600(8:00-22:00/年中無休)

アクセス

地下鉄東山線・名城線「栄」駅/名鉄瀬戸線「栄町」駅下車、徒歩3分
(オアシス21から地下連絡通路または2F連絡橋経由)

主催

愛知県美術館

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