北大路魯山人「椿鉢」
昭和15年(1940)頃 足立美術館蔵
北大路魯山人「金らむ手津本」
昭和20年(1945)頃 足立美術館蔵
北大路魯山人「淡海老舗」
大正2年(1913)足立美術館蔵
北大路魯山人「織部釉長板鉢」
昭和15年(1940)頃 足立美術館蔵
北大路魯山人「かに平向 六人」
昭和34年(1959)頃 足立美術館蔵
足立美術館開館50周年を記念し、同館が所蔵する北大路魯山人の作品だけを展示する新たな施設「魯山人館」が新設されます。
そのオープンに合わせて開催する本展では、同館が誇る北大路魯山人コレクションから、新収蔵品を含む約120点の名品を厳選して展示します。
北大路魯山人(1883-1959)は若くして書と篆刻で身を立て、当時の風流人との交流を通じて料理と美術に開眼すると、美食道楽が高じて料亭「星岡茶寮」を開設。料理人としての声望も得るとともに、食の空間を彩る食器や花器、絵画や調度などを手がけました。書画、陶芸、漆芸など、それらの作品はあらゆる分野で濃密な個性を放っています。
同館の魯山人コレクションは、その作品に魅せられた創設者・足立全康(1899-1990)によって200点余りが蒐められました。全康の没後も、創設者の遺志を継いだ現館長・足立隆則(1947-)が精力的に蒐集し続けた結果、魯山人作品の最高峰のひとつに数えられる「金らむ手津本」(金襴手壺)や刻字看板の大作「淡海老鋪」、書の代表作として知られる「いろは屛風」など、約400点を所蔵するに至っています。
魯山人作品を鑑賞するために設計された展示空間で、その芸術を心ゆくまでご堪能ください。
魯山人館開館記念展
美の創造者 北大路魯山人―新収蔵品を含む名品を一挙公開―
2020.04.01~2020.09.30
開催終了
9:00〜17:30
※10月からは17:00まで
年中無休
※新館のみ展示替えのため、休館することがあります
大人 2,300円、大学生 1,800円、高校生 1,000円、小中生 500円
※本料金で、本館、新館、魯山人館のすべてがご覧になれます
足立美術館 魯山人館
〒692‐0064
島根県安来市古川町320
0854-28-7111
足立美術館