瀬川康男『絵巻平家物語(三)文覚』(ほるぷ出版)より 1986年 個人蔵
瀬川康男「月にとぶ」 2005年 個人蔵
瀬川康男『ひなとてんぐ』(童心社)より 2004年 個人蔵
瀬川康男『かっぱかぞえうた』(福音館書店)より 1994年
ちひろ美術館寄託
1960年代、『ふしぎなたけのこ』や『いないいないばあ』 など、数々の絵本を発表し、絵本界で注目を集めた瀬川 康男。1977年、都会の喧騒からはなれ、群馬県の北軽井沢に移り住んだ瀬川は、植物や動物の写生を通して、自然が生み出す形と向き合っていきました。
1982年、瀬川は長野県の青木村の古い大きな家に居を移します。「坦雲亭(たんうんてい)」と名付けたこの家で、友人や愛犬たちとの交流を深めながら、自作の絵本や壮大な歴史絵本 『絵巻平家物語』シリーズなどを生み出していきました。 この時期から「坦雲亭日乗(たんうんていにちじょう)」と題した日記を書き始めます。晩年まで記し続けたこの日記には、画家が生きた時 間のすべてが記録されています。
本展では、日記「坦雲亭日乗」やノートにつづった画家のことばを手がかりに、絵本原画、タブロー、スケッ チなどの作品を約80点展示します。「絵をつかまえて生きようと思った」と語った画家・瀬川康男の絵にかけた 思いと人生に迫ります。
※会期変更となりました。詳しくは公式サイトをご確認ください。
〈没後10年〉瀬川康男 坦雲亭日乗 絵と物語の間(あわい)
2020.06.20~2020.10.11
開催終了
10:00~17:00(最終入館16:30)
月曜日(祝休日は開館、翌平日休館)
大人 1,000円、高校生以下無料
ちひろ美術館・東京
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