モネとマティス―もうひとつの楽園

ポーラ美術館
開催期間:2020.06.01~2020.11.03 開催終了

19世紀から20世紀にかけて、急速な近代化や度重なる戦争などの混乱した社会状況のなか、「ここではないどこか」への憧れが、文学や美術のなかに表れます。なかでもクロード・モネ(1840-1926)とアンリ・マティス(1869-1954)は、庭や室内の空間を自らの思うままに構成し、現実世界のなかにいわば人工的な「楽園」を創り出した点において、深く通じ合う芸術家であると言えます。

モネは19世紀末、近代化するパリを離れ、ジヴェルニーに終の住処を構えます。邸宅の庭で植物を育て、池を造成し、理想の庭を造りあげたモネは、そこに日々暮らしながら、睡蓮を主題とした連作を制作しました。南仏に居を構えたマティスもまた、テキスタイルや調度品を自在に組み合わせ、室内を演劇の舞台さながらに飾り立てて描きました。こうしたモティーフは、南仏の光とともにマティスのアトリエと作品を彩ったのです。

モネの庭と、マティスの室内。彼らの「楽園」は、欠くことのできない主題であると同時に、制作の場であり、生きる環境でもありました。本展覧会では、ふたりの芸術家がいかにして「楽園」を創り上げ、作品へと昇華させていったのかを検証します。

※ポーラ美術館は、 4月3日(金)から休館しておりましたが、 6月1日(月)より再開し、 同日から11月3日(火・祝)まで、 「モネとマティス―もうひとつの楽園」展を開催します。

展覧会名

モネとマティス―もうひとつの楽園

会期

2020.06.01~2020.11.03 開催終了

開館時間

9:00~17:00(※最終入館は16:30)

休館日

会期中無休展示替えによる臨時休館あり)
※作品展示作業のため、 9月1日(火)~9月3日(木)まで臨時休館いたします。

入場料

大人 1,800円 シニア(65歳以上)1,600円
大高生 1,300円、中学生以下無料

会場

ポーラ美術館

住所

神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285

お問い合わせ

0460-84-2111(受付時間9:00~17:00)

アクセス

箱根登山鉄道「強羅」駅から施設めぐりバス「湿生花園」行バスで「ポーラ美術館」下車すぐ

主催

公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館

新型コロナウイルス感染症・拡大防止策

再開に際し、 館内の感染防止策の強化や運営の一部変更など、 新型コロナウイルス感染防止対策を徹底してまいります。

1)入館制限
入館者数800人/日の上限を目安とします。

2)駐車場の運営台数を制限
満車台数を約半数に制限した運用をいたします。

3)入館時のチェック
カゼの症状や37.5度以上の体温の方にはご遠慮いただくとともに、 サーモグラフィカメラにて入館時の体温チェックをさせていただきます。

4)ソーシャルディスタンスの確保
・フロアマーカーや案内板などを使用し、 ソーシャルディスタンス(1~2mを想定)が取れるようお客様をご案内します。 また、 レストランやカフェの席数を約30%減らし、 お客様の座席間に一定のゆとりを持たせる工夫をします。

5)当面の間、 ギャラリートーク及び大人数でのイベントを中止します。

6)館内の清掃の徹底と消毒
ロッカー、 手すり、 ドアノブなどお客様がよく触れる箇所を1日2回消毒するほか、 公衆電話などの近くには消毒液を設置します。

7)飛沫の防止
全スタッフがマスク着用し、 各レジカウンターにはシールドを設置します。

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