特別展「式場隆三郎:脳室反射鏡」

広島市現代美術館
開催期間:2020.03.31~2020.07.26 開催終了

式場隆三郎(1898~1965)は現在の新潟県五泉市に生まれ、新潟医学専門学校(現・新潟大学医学部)に学んだ精神科医であった。医業のかたわら、民藝運動、ゴッホ論、精神病理学入門、性教育書に至る驚くべき健筆をふるい、生涯の著書は約200冊に及ぶ。ゴッホ複製画展や山下清展などの事業も手がけ、広範な大衆の関心と趣味を先導した。式場の多分野にわたる啓蒙的な活動は、私たちの芸術観の形成(例えば「天才/狂気」「制作/宿命」「芸術/生活」といった観念連合)にあずかるものであった。幅広く時代に導かれ、幅広く時代を導いた式場は、近現代日本の文化史に重要な文脈を与えたのである。可視(科学)と不可視(芸術)の両極を往還した特異な個性を評する文字として、副題を式場の著書(1939年)から採って「脳室反射鏡」とした。その多彩な足跡を、約200点の作品・資料を通じてたどる。

展覧会名

特別展「式場隆三郎:脳室反射鏡」

会期

2020.03.31~2020.07.26 開催終了

開館時間

10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)

休館日

月曜日(5/4は開館)、5月7日(木)

入場料

一般 1,000円(800円)、大学生 700円(600円)、高校生・65歳以上 500円(400円)、中学生以下無料
※5月5日(こどもの日)は高校生無料
※( )内は前売りおよび30名以上の団体料金

会場

広島市現代美術館

住所

〒732-0815 広島県広島市南区比治山公園1-1

お問い合わせ

082-264-1121

アクセス

【広島駅から】
・路面電車 5番「広島港」行き→「比治山下」下車、約500m
・バス (1)「旭町」行き 広島バス(26-1番系統) B-7番のりば(2)「県病院」行き 広島バス(31番系統) B-7番のりば(3)「大学病院」行き 広電バス(5-1番系統) A-5番のりば→ 「段原中央」下車、動く歩道「比治山スカイウォーク」経由約700m
・タクシー 約10分

【紙屋町から】
・バス 紙屋町(県庁前)バス停「大学病院」行き(比治山トンネル経由) 広島バス(23-1番系統)
→ 「段原中央」下車、動く歩道「比治山スカイウォーク」経由約550m

【八丁堀から】
・バス 八丁堀(ヤマダ電機前)バス停「大学病院」行き(比治山トンネル経由) 広島バス(23-1番系統)
→ 「段原中央」下車、動く歩道「比治山スカイウォーク」経由約550m

主催

広島市現代美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会

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