横山大観「神州第一峰」昭和7年(1932)足立美術館蔵
小林古径「楊貴妃」 昭和26年(1951)足立美術館蔵
横山大観「夜桜」 昭和22年(1947)足立美術館蔵
北野恒富「梅下美人」 昭和21年(1946)頃 足立美術館蔵
日本は長い歳月をかけて、他の国々にはない独自の文化を育んできました。民族衣装の着物、能や歌舞伎といった伝統芸能など、今日では海外から注目を集めているものもあります。そのひとつである日本画には、日本の自然や文化を題材にしたものが多く見られ、桜の花びらが散る儚さや、着物の袖で口元を隠す、女性の仕草のしとやかさなど、日本人特有の美意識を表出させたものも少なくありません。そこには、題材の美しさだけではなく、母国の自然と暮らしを愛し、伝統を受け継いできた日本人の精神、つまり和の心がとらえられているといえます。
本展では、日本を象徴する富士、国花である桜と菊、武士、着物姿の女性など、和の精神や文化を感じる日本画をご紹介します。東京オリンピック・パラリンピックの開催で世界中が日本に関心を寄せるこの夏、作品を通して、日本の風情が我々の心に深く感じられることでしょう。和の心にあふれた日本画の世界をご堪能ください。
JAPAN 日本画でみる和の心
2020.06.01~2020.08.30
開催終了
9:00〜17:30
年中無休(6月16日は新館のみ展示替えのため休館)
大人 2,300円、大学生 1,800円、高校生 1,000円、小中生 500円
足立美術館 本館 大展示室
〒692‐0064
島根県安来市古川町320
0854-28-7111
足立美術館