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2020.10.1
水墨画と白描画の魅力を紹介する企画展
根津美術館にて開催中
根津美術館にて「モノクロームの冒険 ―日本近世の水墨と白描―」が開催中です。
本展では、墨の可能性をそれぞれ追求してきた水墨と白描、ふたつの表現の魅力を、日本近世の作品とともに紹介します。
鳥獣戯画断簡模本 紙本墨画 日本・江戸時代 17世紀
そもそも白描画(はくびょうが)とは、墨の濃淡で表現する水墨画と少し違い、筆の均質な細い線を主としているものです。
細やかな線の描き込みで、繊細な物語世界を作り上げています。
曾我宗庵筆《鷲鷹図屏風》2曲1隻 紙本墨画 日本・江戸時代 17~18世紀
こちらの屛風には、鷲と鷹が。メリハリの効いた水墨の表現が目を引きますね!
筆者の曾我宗庵(そが そうあん)に関してはあまり詳しいことは分からないそうですが、その名から、桃山時代に始まる鷹図を得意とした曾我派直庵の系譜にある画家と考えられています。
画家たちの個性が光るモノクロームの世界。本展は、日時指定予約制です。ぜひお見逃しなく。
展示風景
Information
企画展「モノクロームの冒険 ―日本近世の水墨と白描―」
会場:根津美術館
会期:2020.09.19〜2020.11.03
公式サイト:http://www.nezu-muse.or.jp/
※新型コロナウイルス感染拡大防止策の一つとして、すべての入館者を対象とするオンラインによる日時指定予約制を導入しています。詳しくはコチラ
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発信元 | OBIKAKE編集部