ナニソレ
2020.12.18
ナニソレでは、1日1つずつ美術の豆々知識を紹介していきます。
A.はなぶさ いっちょう(1652~1724)
17世紀末頃から18世紀のまで活躍した画家です。 医師多賀伯庵(たが はくあん)の子として京都に生まれました。
万治2年(1659)頃に江戸へ下り、狩野安信(かのう やすのぶ)に絵を学びます。そのほかにも、芭蕉に師事し俳諧(はいかい/俳句のこと)もよくしたといいます。
元禄11年(1698)に、三宅島に流罪となり、11年後、大赦(たいしゃ/皇室・国家にめでたい事があった時、ある範囲の罪に対し刑を許すこと。)により江戸へ戻ります。
その際、画名を多賀朝湖から「英一蝶」と改名しました。
静嘉堂文庫美術館で「江戸のエナジー 風俗画と浮世絵」が、明日開幕! 英一蝶の「朝暾曳馬図」が観られますよ!
【Be-dan】
静嘉堂文庫美術館館長、河野 元昭さん