ナニソレ
2021.4.7
ナニソレでは、1日1つずつ美術の豆々知識を紹介していきます!
A.『絵本太閤記』(えほん たいこうき)。
本作は、豊臣秀吉の生涯を描いた武内確斎(たけうち かくさい)・作、岡田玉山(おかだ ぎょくざん)・画による江戸時代後期の小説です。
「絵本」という名の通り、多くの挿絵が魅力の小説で、大阪の版元(出版者)から寛政9(1797)年に初篇が、享和2(1802)年には第七篇が刊行されました。
太田記念美術館で4/15から開催される「江戸の敗者たち」では、『絵本太閤記』で、織田信長による恵林寺の焼き討ちに意見した明智光秀が、鉄扇で打たれる有名な場面を描いた浮世絵が展示されます!