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2021.6.28
国内最大級のフジタ・コレクション!
フジタの初期作品が現在公開中です
ポーラ美術館(神奈川県)が、レオナール・フジタの最初期の裸婦像《ベッドの上の裸婦と犬》を新たなコレクションとして収蔵しました!
これまでのフジタ作品と合わせて計215点(油彩画168点、水彩画類28点、挿絵本17点、版画集1点、立体物1点)の日本最大級のフジタ・コレクションを有することとなります。
(作品の展示期間:2021年4月17日~9月5日)
新収蔵作品ってどんな作品?
《ベッドの上の裸婦と犬》は、1921年に制作されたフジタによる最初期の裸婦像です。
彼は1920年にフジタの代名詞である「乳白色の下地」の技法を完成させたと言われており、同年もしくは翌年にその技法によって初めて裸婦を描きました。
本作品は、1921年の第14回サロン・ドートンヌに出品された裸婦像に先行する、フジタが「乳白色の下地」に最初に描いた記念碑的な裸婦像である可能性が指摘できます。
©Ken Kato 左奥が新収蔵作品
フジタ作品に詳しい美術史家シルヴィ・ビュイッソン氏によれば、この作品のモデルはデメトラ・メッサーラという、多くの芸術家たちのモデルをつとめた女性だそう。
黒い巻き毛と太い眉、長い鼻筋と薄い唇の持ち主で、フジタは本作において彼女の容貌を的確に捉えています。
こちらの新収蔵作品は、現在開催中の「フジタ-色彩への旅」展で鑑賞することができます!
6月26日より展示替え!新たに10点の作品が展示されます
開催中の「フジタ―色彩への旅」の会期中では最大の規模で展示替えが行われました。
マドレーヌ・ルクー《フジタの肖像》1931年 メゾン=アトリエ・フジタ
「第2章 中南米への旅」と「第3章 アジア旅行記」を中心に、フジタの画業の変遷を象徴する作品(例:《メキシコの母娘》下関市立美術館蔵、《ちんどん屋3人組》公益財団法人平野政吉美術館蔵など)10点が展示されます。
夏のお出かけにいかがでしょうか?
感染症対策をバッチリして楽しみたいですね!
ポーラ美術館
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発信元 | OBIKAKE編集部