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2019.10.17
今もなお、新たなファッション・シーンを繰り広げる「きもの」を紹介。
来年4月より東京国立博物館で、「特別展 きもの KIMONO」が開催されます。
きものは、日本の美意識を色と模様で表してきました。その原型である小袖(こそで)は、室町時代後期より、染めや刺しゅうなどで模様を表し、表着(おもてぎ*)として使われていました。
*表着:「うわぎ」とも。服装の一番上に重ねて着る衣服のこと。特に、女房装束で、袿(うちき)を重ねて着るとき、袿のいちばん上になるもの。
本展は、国宝、重要文化財を含むきもの、屏風や浮世絵などの、鎌倉時代から現代までを通覧する、大規模なきもの展覧会です。
尾形光琳が描いた「きもの」
江戸前・中期のに活躍した画家・尾形光琳(おがたこうりん)が、直接きものに描いた作品も紹介されます。
三代武将の衣装
信長、秀吉、家康が着用したきものを紹介。特に、
海外からの里帰り作品も。
明治維新以降、
本展では、安土桃山時代のきもの、
現代に生きる「きもの」
岡本太郎のような個性的な作家の作品や、人間国宝が制作するきものなど、現代における「きもの」の多様な展開も展示されます。
質・量ともに世界最大のきものコレクションを有する東京国立博物館ならではの展覧会。前期・後期に分けて、季節感のあるきものを展示予定です。
information
会場名:東京国立博物館 平成館
展覧会名:特別展「きもの KIMONO」
会期:2020.04.14〜2020.06.07
前期展示:4月14日(火)~5月10日(日)
後期展示:5月12日(火)~6月7日(日)
展覧会詳細ページ:https://obikake.com/exhibition/6145/
展覧会公式サイト:https://kimonoten2020.exhibit.jp/
発信元 | OBIKAKE編集部