NULL 建築をみる2020 東京モダン生活(ライフ)/展覧会レポート | OBIKAKE(おびかけ)

展覧会レポート

建築をみる2020 東京モダン生活(ライフ)

2020.6.26

毎年恒例の「朝香宮邸の魅力」を紹介する展覧会

今年は1930年代の「東京モダン生活」に注目!

 

東京都庭園美術館で、「建築をみる2020 東京モダン生活(ライフ) 東京都コレクションにみる1930年代」が開催中です。

 

ベランダ

 

本展は、1933年に竣工した朝香宮邸(現・東京都庭園美術館本館)の魅力を紹介する、毎年開催される建物公開展です。

 

あわせて新館では、東京都が所有する作品を展示。朝香宮邸が建った1930年代の東京をテーマとした絵画や家具、衣服など分野を横断する多彩なコレクション約140点が紹介されています。

 

いつもと違う魅力を見せる東京都庭園美術館を、おびかけ編集部が取材してきました!

 

正面玄関から光る「職人技」

 

正面玄関では、アール・ヌーヴォー、アール・デコの両時代で活躍したガラス工芸家のルネ・ラリックが、旧朝香宮邸のために作ったガラスレリーフがお出迎え。

 

東京都庭園美術館 入口 《ガラスレリーフ》ルネ・ラリック

 

一点もの、かつ、大きさを考えると、ラリックの作品の中でも貴重な作品であるといえます。こちらも貴重ですが、ぜひ玄関の床にも注目してみてください!

 

東京都庭園美術館 入口の床 色とりどりの天然石が美しいです!

 

床全面のモザイクは細かい「天然石」で制作されています! 細かなところにも職人技が光っています。じっくりと観察してみてください。

 

柔らかな光がお出迎え! 大客室

 

大客室

 

こちらは「大客室」。普段は作品保護のために閉じられているカーテンを開け放ち、来館者を光とともに迎えます。建物公開展では恒例となる、邸宅空間の再現展示も行われています。

 

大客室の壁面の上部にはめ込まれた壁画は、アンリ・ラパンによるもの。なんと直筆です!

 

旧朝香宮邸のなかでも「アール・デコ」の技術がもっとも集まる大客室。ぜひすみずみまで見学してみてください♪

 

天井と壁に注目! 大食堂

 

大食堂

大客室の隣にある大食堂。来客時の会食用に使用されてた部屋ということで、ラリックの照明器具《パイナップルとザクロ》など、くだものがモチーフとして使われています。

 

壁面の植物文様は、レオン・ブランショによるもの。このレリーフはコンクリート製でフランスから送られてきました。しかし、到着時にヒビが入っていたため、日本で型を取り石膏で作り直して、銀灰色の塗装が施されたと伝えられています。

 

また天井は白漆喰(しろしっくい)で作られています! 腕利きの左官師が作った見事な曲線に注目ですよ。

 

多彩な”東京都コレクション”

 

新館では、東京都が所有する多彩なコレクションが展示されています。

 

(左から)池部鈞《先生と生徒》1924年(大正13)/新海覚雄《椅子に倚る女》1937年(昭和12) いずれも東京都現代美術館蔵

 

東京都江戸東京博物館、東京都現代美術館や東京都美術館など、東京都が収集してきた家具、写真、衣服など豊富な作品資料で、1930年代の東京の姿が多面的に紹介されています。

 

新海覚雄《椅子に倚る女》が座る椅子は、当時最新のドイツ製のものだったそう!着物も現代的で、モダンな雰囲気がします!

 

日本初の公立美術館! 東京府美術館

 

東京府美術館(現:東京都美術館)は、継続的に美術展を開催する機能を持つ日本初の公立美術館として、関東大震災からの復興期に建設されました。

 

本展では、東京府美術館時代に使用されていた梶田恵デザインによる便殿家具が展示されています!

 

梶田恵《便殿家具一式》1926年(昭和元)東京都美術館蔵

 

便殿(べんでん)とは、天皇や皇后などが休息するために設けた部屋のことです。昔の東京都美術館の中にゴージャスな空間があったことは初めて知りました!

 

毎年東京都庭園美術館で開催される建物公開展。この期間だけは、本館のみ一般の方も写真撮影OKです!(美術館の指示に従い撮影してください。)

 

次室(つぎのま)・香水塔

 

information

展覧会名:

建築をみる2020 東京モダン生活(ライフ)

東京都コレクションにみる1930年代

会場名:東京都庭園美術館(本館+新館ギャラリー)

会期:2020.06.01〜09.27

開館時間:10:00–18:00 (入館は閉館の30分前まで)
休館日:第2・第4水曜日(7/8、7/22、8/12、8/26、9/9、9/23)

料金:一般 900円、大学生 720円、中高生 450円、65歳以上 450円

公式サイト:https://www.teien-art-museum.ne.jp

※感染症対策が実施されています。来館前に必ず公式サイトをご確認ください。

 

OBIKAKE gifts

本展の招待券を5組10名様にプレゼント!

〆切は7月22日23:59まで!

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Editor  静居 絵里菜

【編集後記】取材当日はあいにくの雨・・・。今度は晴れている日に行きたいです!

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