展覧会レポート ニュース
2020.11.9
映像作家、五島一浩の初の大規模個展!
独自の手法で「見ること」を紹介します
アーツ千代田 3331で、「五島一浩「画家の不在」展」が開催中です。
五島一浩「画家の不在」展 展示風景より
五島一浩(ごしま かずひろ)は、独自手法の映像作品や映画原理の解体など、「視覚」を再提示する作品を制作し、イメージフォーラム・フェスティバル、アルスエレクトロニカ、文化庁メディア芸術祭などで多くの賞を受賞するアーティストです。
本展は、インスタレーション作品「画家の不在」を通して、「見ること」について紹介するユニークな展覧会です。
ここでは、本作の見どころを紹介していきます!
インスタレーション作品「画家の不在」
こちらは、失踪した画家のアトリエをモチーフにしています。
中央にはデッサン人形、周囲には大小さまざまなな凸レンズが浮かんでいる、神秘的な空間です。
五島一浩「画家の不在」展 展示風景より
壁に並ぶ、空白のキャンバスにデッサン人形が映り込んでいます。
一見すると、プロジェクターで映し出されたように見えますが・・・
実は、浮かんでいるレンズによって映し出されています!
五島一浩「画家の不在」展 展示風景より
さらに、展示室中央に用意された椅子に座ると、映し出される絵画のモデルになることもできます!
五島一浩「画家の不在」展 展示風景より
こちらは「写真館」をモチーフにしているそう!
先ほどの「アトリエ」と同じように、大小さまざまな凸レンズが並んでいます。
モデルとして椅子に座る場合は、光を反射する白など薄い色の服がオススメ!
よりキレイに自分の像が映し出されますよ♪
虫眼鏡ポイントをさがそう!
入場前に受付で渡される虫眼鏡を使って、自分でも「像」を作ることができます。
ぜひこちらもお試しください♪
私たちが普段、日常的に行っている「見ること」をとらえ直すきっかけとなる本展。
展示室内は写真撮影OKです。ハッシュタグ「#画家の不在」を付けて、SNSに投稿してみてはいかがでしょうか?
Information
展覧会名:五島一浩「画家の不在」展
会場:アーツ千代田 3331 1Fメインギャラリー
会期:2020.11.06〜11.15
開館時間:11:00-19:00(最終日は16:00まで)
入場料:無料
Editor | 静居 絵里菜
【編集後記】
会期は11月15日まで! 「物を見る」ということについて、深く考えさせられる展示でした。ぜひお見逃しなく。