array(1) { [0]=> int(14462) } 和装男子―江戸の粋と色気/展覧会レポート | OBIKAKE(おびかけ)

展覧会レポート

和装男子―江戸の粋と色気

2021.1.6

男性の和装に焦点を当てた展覧会!

江戸時代の「粋」を浮世絵で紹介します

 

太田記念美術館で、「和装男子―江戸の粋と色気」が開催中です。

 

太田記念美術館 和装男子 浮世絵 日本美術 OBIKAKE 展覧会レポート
和装男子―江戸の粋と色気 展示風景より

 

江戸時代の浮世絵には、華やかに着飾る若者や、渋い柄をスタイリッシュに着こなす大人の男性などのオシャレな男性が数多く登場します。

 

本展では、男性の和装をテーマに作品を展示。江戸時代の豊かな服飾文化を紹介するものです。

 

粋な着こなしに注目

 

太田記念美術館 和装男子 浮世絵 日本美術 OBIKAKE 展覧会レポート(左)鈴木春信 つれびき 明和4年(1767)頃 太田記念美術館蔵
(右)勝川春潮 橋上の行交 天明~寛政(1781~1801)頃 太田記念美術館蔵

 

江戸時代は、贅沢なファッションを禁じる法令が度々出されました。

人々は黒や茶色、縞(しま)や小紋(こもん)など地味な色や模様の着物に、うまく小物を合わせてファッションを楽しんでいました。

 

吉原遊廓で遊ぶ「通人(つうじん)」と呼ばれる男性たちは、渋い色味を好み知的なスタイルで人々の注目を集めていたそう!

 

江戸の男性たちの粋な着こなしに、ぜひ注目してご覧ください。

 

 

野暮ったくならないようご注意!

 

18世紀後半にブームを見せた本多髷(ほんだまげ)は、当時の男性向けスタイルブックとも言える『当世風俗通』(安永2年(1773)刊)に、大きく掲載されていました。

 

太田記念美術館 和装男子 浮世絵 日本美術 OBIKAKE 展覧会レポート鳥居清長 見南美十二侯 三月 天明3年(1783)頃 太田記念美術館蔵

 

本多髷とは、額を大きく剃り、細く作った髷を高く結い上げて折り曲げ、頭頂部にそえるというもの。当時の通人の間では大流行した髪型ですが・・・

本作の男性を見る女性の視線は、とても冷ややか。中途半端な通人ぶりが野暮に見えたのかもしれません。

 

江戸時代のインフルエンサー?

 

娯楽が少ない江戸時代では、歌舞伎役者は特別な存在でした。

特に、人気役者が着ていた着物の柄などは、庶民の間で大ブームになったそう!

 

太田記念美術館 和装男子 浮世絵 日本美術 OBIKAKE 展覧会レポート奥村政信 佐野川市松の人形遣い 寛保~宝暦6年(1741~1756)頃 太田記念美術館蔵

 

こちらに描かれている人物は、初代佐野川市松(さのがわいちまつ)という、上方(京都のこと)と江戸で活躍した歌舞伎役者です。

 

1741年、市松は江戸に下り「高野山心中」で人気を博します。

この時衣装に使っていた模様が「市松模様」の名前で江戸の町で大流行! 今でも人気の柄のひとつになっています。

 

本作にも、羽織や帯に描かれているので、じっくりご覧ください。

 

 

華やかな花魁など、女性の着物をテーマとする浮世絵展は多いですが、こうした男性の着こなしに絞って作品が展示されるのは珍しいとのこと。

 

庶民文化が花開いた江戸時代ならではの、服飾文化を浮世絵で学んでみてはいかがでしょうか。

 

 

太田記念美術館 和装男子 浮世絵 日本美術 OBIKAKE 展覧会レポート作者不詳 いろいろの手拭かぶり 明治~昭和21年(1868~1946)頃 太田記念美術館蔵

 

 

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展覧会名

和装男子―江戸の粋と色気

会期

2021.01.06〜2021.01.28

会場

太田記念美術館

※新型コロナウイルス感染拡大防止対策が実施されています。
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Editor  静居 絵里菜

【編集後記】

和装男子の魅力が堪能できる本展!会期は1/28までと短めなのでご注意ください。

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