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2021.7.12
聖徳太子没後1400年記念展
飛鳥時代から現代まで太子ゆかりの作品が集結!
大阪市立美術館にて9月4日から、サントリー美術館にて11月17日から、 千四百年御聖忌記念特別展 「聖徳太子 日出づる処の天子」が開催されます。
先行チラシデータを記載
聖徳太子は用明天皇の皇子として生まれ、推古天皇の摂政として十七条憲法の制定や遣隋使の派遣など、国家体制の確立に大きく貢献したことで知られています。また、日本仏教諸宗の名だたる開祖・祖師に崇拝され、現在まで続く多くの日本仏教の礎を築きました。
本展では、現在まで太子の教えが大切にされてきた理由を、太子信仰の中核を担ってきた大阪・四天王寺の所蔵品を中心に紹介します。
編集部注目作品と見どころ
ここでは編集部が選ぶ、展覧会の注目作品と見どころを紹介します!
見どころ①
幼い聖徳太子に会える!
日本史の教科書にも必ず登場する聖徳太子ですが、成人姿を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
本展では、幼い太子の二歳像や、少年時代の十六歳像などもあり、絵画・彫刻を問わず太子のかわいらしい姿を観ることができます。
「聖徳太子二歳像(南無仏太子像)」鎌倉時代 13~14世紀、京都・白毫寺 画像提供:神奈川県立金沢文庫、撮影:野久保昌良
見どころ②
国宝、重要文化財、初出品作品が盛りだくさん
北は宮城、西は山口まで、日本各地から太子ゆかりの品々が集結。国宝10件、重要文化財47件を含む、約200件を展示します。
寺外初公開も数多く、通常は非公開の作品がゆっくり鑑賞できるチャンスです!
重要文化財「聖徳太子童形立像(孝養像)」鎌倉時代 14世紀、茨城・善重寺 画像提供:神奈川県立金沢文庫、撮影:井上久美子
見どころ③
聖徳太子名場面ダイジェスト
「聖徳太子絵伝」は、聖徳太子が建立した日本最古の官寺である、大阪・四天王寺で制作され、現在までその生涯を広める資料として知られています。
太子の人物像を事細かに振り返ることができる名場面ダイジェストです! 会場で解説とともにじっくりとお楽しみください♪
重要文化財「聖徳太子絵伝」第2幅、遠江法橋筆、鎌倉時代 元亨3年(1323)、大阪・四天王寺 画像提供:奈良国立博物館、撮影:佐々木香輔
このほかにも本展では、飛鳥時代から令和まで時代を超えた太子像や、大阪展、東京展、それぞれの会場でしか公開されない作品も多数!
お見逃しのないよう、公式サイトにてご確認ください。
発信元|OBIKAKE編集部