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2021.7.23
まちのあちこちでアートに出会う58日間
いつもと違う「東京」の景色を探しに行こう!
東京都心北東エリアにて、「東京ビエンナーレ2020/2021 見なれぬ景色へ ―純粋×切実×逸脱―」が開催中です。
東京ビエンナーレとは、“東京”のまちを舞台に“2年に1度”開催する国際芸術祭です。
千代田区、中央区、文京区、台東区の4つのエリアの公共施設や歴史的建造物、オフィスなど、普段は作品が展示されない場所でアートプロジェクトを展開します。
私たちが見なれた日常の景色の中に作品がプラスされることで、東京のまちが「見なれぬ景色」となり、新しい発見ができる東京ビエンナーレ。ここでは、編集部がおすすめの展示を紹介します!
東京のまちをRPGのダンジョン風に紹介!
アーツ千代田 3331は、2005年に統合により閉校した千代田区立練成中学校の校舎を改修し、10年前に誕生したアートセンターです。
同館の東口廊下では、《「抱っこ紐に次男、ベビーカーに長男」では無理ゲーなダンジョン攻略法》というユニークな映像作品が展示されています。
本作では、子どもを連れて外出するには難しい東京のまちを、RPGゲームのダンジョンに見立て、その外出をポジティブにする方法を紹介しています。
作者の藤原佳恵さんは、2歳と0歳の子どもを持つ母でもあります。
彼女いわく、東京はベビーカーで移動する際「エレベーターがない」「通路が狭い」は当たり前であり、休憩するにもベンチもなく、見つけたカフェはお子様NGなど・・・。目的地に着く前に体力も気力も削られた状態で楽しめなかった、という経験があったそうです。
それでも、我が子を連れて、街に飛び出すパパとママのすごさを、街という〈ダンジョン〉に飛び込む〈勇者〉と見立て、本作を制作したそうです!
ユニークな作品ですが、東京のまちが抱えている問題に触れるものだと思います。
スマホをかざして「AR作品」などが体験できる!
「+EX体験」でさらに楽しんでみよう♪
本イベントでは、新しい作品鑑賞のかたちとして、スマートフォンをかざして体験する「+EX体験」を取り入れています。
+EX体験は、AR作品とまちの歴史や作品の解説を楽しめるコンテンツ「ストーリーテラー2021/見なれぬ景色へ」の2つが鑑賞できます。
撮影:ただ(ゆかい)
本作は、「AR三兄弟」とソフトバンクがコラボレーションした、
まちにある現実の風景と、デジタルコンテンツがまじりあい、東京に新たな風景を生み出します。+EX体験もぜひ、楽しんでみてください!
世界中から幅広いジャンルの作家やクリエイターが東京のまちに集結し、地域住民の人びとと一緒に作り上げていく新しい芸術祭。
一日ではとてもまわり切れないほど、大ボリュームの展示です。鑑賞の際は、歩きやすいスニーカーをオススメします!
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発信元 | OBIKAKE編集部