ナニソレ
2020.12.21
ナニソレでは、1日1つずつ美術の豆々知識を紹介していきます。
A.京都画壇を写生的な絵によって制覇した円山応挙(まるやま おうきょ)の「江口君図(えぐちのきみず)」。
大人しい目をした象の背に腰掛ける前帯をした美人が描かれていています!
本作は、謡曲「江口」の、西行(さいぎょう)と歌を詠み交わした江口の遊女の亡霊が、普賢菩薩(ふげんぼさつ)と化した「江口の君」を描く、いわば普賢菩薩の見立絵(やつし絵)です。
静嘉堂文庫美術館で「江戸のエナジー 風俗画と浮世絵」が開催中!本展で、こちらの作品が観られますよ!
【Be-dan】
静嘉堂文庫美術館館長、河野 元昭さん