ナニソレ
2021.3.30
ナニソレでは、1日1つずつ美術の豆々知識を紹介していきます!!!
A.有線七宝(ゆうせんしっぽう)とは、銅や銀などの素地に下絵を描き、その下絵にしたがって細いテープ状の金属線(主に銀線)を立ててりんかくを作り、その間に釉薬(ゆうやく)を差して焼成し、研磨したもの。近代七宝の基本となる技法です!
無線七宝(むせんしっぽう)は、表面に金属線を使用しない技法です。有線七宝と同じく模様を描き釉薬を差しますが、焼成する前に金属線を取り除いたものです。また最初から金属線を使用しない方法もあるそう!明治13年(1880)に、濤川惣助(なみかわ そうすけ)によって考案されたと伝えられています。
東京藝術大学大学美術館で「渡辺省亭 ―欧米を魅了した花鳥画―」が開催中!
渡辺省亭・濤川惣助の共作による国宝・迎賓館赤坂離宮「花鳥の間」の七宝額の原画が展示されています!