ナニソレ
2021.10.14
ナニソレでは、1日1つずつ美術の豆々知識を紹介していきます。
A.速水御舟(はやみ ぎょしゅう/1894₋1935)
大正~昭和時代前期にかけて活躍した日本画家です。 大正時代前半、日本画界に空前の写実ブームが訪れました。その火付け役となったのが御舟でした。1920年に御舟が再興院展に出品した《京の舞妓》と《比叡山》は、それまでの日本画では考えられない、リアルな画法で描かれた作品でした。 しかし、東洋画の精神性を重んじてきた横山大観には「悪写実(あくしゃじつ)」だと怒られたエピソードもあります。
山種美術館で「速水御舟と吉田善彦―師弟による超絶技巧の競演―」が開催中です。