米田知子 《安部公房の眼鏡―『箱男』の原稿を見る》
〈Between Visible and Invisible〉より 2013年 東京都写真美術館蔵
緑川洋一《ほたるの乱舞》〈瀬戸内海とその周辺〉より 1957年
ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵
田口和奈《あなたを待っている細長い私(2)》2007年
ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵
川内倫子《無題》〈Illuminance〉より 2009年
発色現像方式印画 東京都写真美術館蔵
畠山直哉《Slow Glass/ Tokyo #066》 2006年 発色現像方式印画
東京都写真美術館蔵
★本展担当学芸員・桝田言葉さんにインタビューをしています!
「TOPコレクション」は東京都写真美術館の収蔵作品を紹介する展覧会です。今年のテーマは「イメージを読む」。作品という視覚的なイメージとその読み解き方を考えます。本展は35,000点を超える当館のコレクションから選び抜かれた個々の作品や、複数点からなるシリーズ作品が語りかけてくる物語に着目します。作品の背後にある意味やイメージを結びつける関連性を浮き上がらせること、さらに写真というメディア自体が内包している普遍的な物語に目を向けることで、「イメージを読む」という豊かな鑑賞体験へと観客の皆さまを誘います。
「写真の時間」展は、写真が持つ時間性と、それによって呼び起こされる物語的要素に焦点を当ててご紹介するものです。写真とは、一瞬の時間を切り取ったものと捉えられるかもしれません。しかしながら、例えば私たちがある写真を目にする際、そのイメージは記憶の奥深くにまで働きかけ、現在だけではなく、過去や未来、はたまた音や匂いといった視覚以外の感覚をも喚起することもあるでしょう。そのようにして、私たちは写真に時間の流れや物語を感じとるのです。
この展覧会では、写真と時間、そしてそこに横たわる物語との関係性を、「制作の時間」、「イメージの時間」、「鑑賞の時間」という3つのキーワードによって探ります。
「写真の時間」を、どうぞお楽しみください。
TOPコレクション イメージを読む 写真の時間
2019.08.10~2019.11.04
開催終了
10:00~18:00(木・金は20:00まで)
※ただし、8月15日~30日の木・金は21:00まで開館。
※入館は閉館時間の30分前まで
毎週月曜日
一般500円/学生400円/中高生・65歳以上250円
※( )は20名以上団体/小学生以下および都内在住・在学の中学生、障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料/第3水曜日は65歳以上無料
東京都写真美術館 3階展示室
東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
03-3280-0099
JR恵比寿駅東口より徒歩約7分
東京メトロ日比谷線恵比寿駅より徒歩約10分
東京都 東京都写真美術館