Be-dan

クロネコヤマトミュージアム館長の白鳥さんの経歴を、たっぷりとお聞きしました!(3/4)

2020.9.21

今月のBe-danは、この夏オープンしたばかりの「ヤマトグループ歴史館 クロネコヤマトミュージアム」(以下、歴史館)の館長・白鳥美紀さんにインタビュー!

 

ヤマトグループ歴史館 クロネコヤマトミュージアム館長 白鳥美紀さん ※撮影のため、マスクを一時的に外してもらいました。

 

第2回では、歴史館がオープンするまでについて、詳しく教えていただきました。

続く第3回では、白鳥さんが歴史館の館長になる前に、ヤマトグループの中でどのような仕事をされていたのかについて、お聞きしていきます!

 

―具体的にどのようなお仕事をされていたのですか?

 

入社後初めての仕事は、社内報の編集でした。他にも宣伝やマスコミ対応など、いろいろな広報業務にたずさわり、広報部長もつとめました

 

 

―最初から広報のお仕事を志望していたのですか?

 

実はそういうわけではなかったんです。ただ、文章を書くのは昔から大好きでした。作文だったり、感想文だったり、手紙だったり。

あと、父がカメラ好きだった関係で、一眼レフを使っていたことがあったので、広報の仕事には自然となじんだため、長く続けられたのかな、と思います。

 

―それからずっと広報を務めて、館長に就任されたんでしょうか?

 

いえ、2005年に宅急便の現場を統括する関東支社に異動になりました。偶然にも支社は、この歴史館のあるビルを建て直す前のビルの中にありました。

ここで副支社長を5年ほどつとめ、本社に戻って監査部長を経たあと、2012年から100周年事業に関わるようになりました。

 

―100周年事業を担当することになったのは、やはり広報の経験を重ねてきた結果なのでしょうか?

 

長年広報に携わってきたおかげで、会社の歴史をある程度把握していましたし、社外の方と幅広くコミュニケーションを取っていました。

取材で、多くのOBや関係者にお世話になってきました。今回の100周年事業でも、昔取材でお世話になった人にもう一度会いに行ったりして、数十年ぶりの再会もありました。

 

ヤマトグループ歴史館 クロネコヤマトミュージアム 展示室より OBからいただいた史料も展示されています

 

―館の展示には、OBの取材で頂いた資料や、当時の社員さんの証言がありますよね。今までのお仕事が歴史館のお仕事に活かされたのでしょうか?

 

歴史館の仕事は、今までの仕事の延長線上にあると思います。歴史館設立以外にも、社史の編さんもしていたので、自分のやってきたことを振り返る機会になりました。この仕事を任せてくれた会社には、本当に感謝しています。

資料を見ながら、ついつい懐かしくなったりすることもありましたし、そうして思い出をたどりながら仕事を進めていました。チームには私の他にも社歴が長いスタッフがいるので、お互いに記憶を補いあうこともあって、そうした作業も楽しかったですね。

 

―白鳥館長は、もともと博物館や美術館はお好きだったんですか?

 

プライベートでも行ってはいましたが、本格的に回るようになったのはやはり歴史館の設立に関わるようになってからですね。

あと、他社の広報の方々とのつながりがありまして、こうした企業ミュージアムの見学会に参加することがしばしばありました。

実は、広報経験者が自社ミュージアムの館長になるのは珍しいことではなく、数十年のおつきあいがある館長さんも、元は広報担当だったという方もいます。そうしたネットワークにも恵まれました。

 

 

長い時間をかけて白鳥館長が築きあげた経験が、自社のミュージアム設立に活きたなんて! とてもすてきなお話をうかがえました。

 

第4回は、クロネコヤマトミュージアム内で一番人気の体験コーナーについてご紹介します!

次回のBe-danもお楽しみに♪

(第4回へ続く)

 

information

館名:ヤマトグループ歴史館 クロネコヤマトミュージアム

住所:〒108-0075 東京都港区港南2丁目13-26 ヤマト港南ビル6F

開館時間:10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌営業日は休館日)・年末年始・お盆

料金:無料(予約なしの自由見学)

※10名以上の団体は、電話にて予約が必要

公式サイト:https://www.yamato-hd.co.jp/museum/

※感染症対策が実施されています。来館前に必ず歴史館公式サイトをご確認ください。

 

 

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Editor | 静居 絵里菜

OBIKAKE編集部所属。

 

Writer | ニシ

美術と日本文化に癒しを求めるライター。記事とシナリオの間で反復横跳びしながら、何らかの文章を日々生産している。 

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