Be-dan
2020.11.9
今月のBe-danは、 「TOKYO CULTUART by BEAMS(トーキョー カルチャート by ビームス)」のショップマネージャー兼ディレクター・小川喜之さんにインタビュー!
セレクトショップ・ビームスのレーベルであり、アートを軸に発信し続けている注目のお店です。
第2回では、レーベルの立ち上げから携わってこられた小川さんご自身についてお聞きしました。
(第1回はコチラ)
TOKYO CULTUART by BEAMS 小川さん
―小川さんは2008年の立ち上げからずっと、このレーベルに関わっていらっしゃると聞きました。
そうですね、ほぼずっと関わらせてもらっています。最初はスタッフの一人でしたが、徐々に企画をさせてもらうようになって、アーティストの方々と直接やりとりすることが増えていきました。
―ビームスには、どういうタイミングで入社されたんですか?
もともと、Tシャツを専門に扱うレーベルである「BEAMS T」のアルバイトとして入社しました。アーティストの作品のTシャツが豊富で、その頃から徐々にアートやイラストに興味を持つようになっていきましたね。
―美術館などにも行くようになられたんですか?
実は・・・美術館って、年に1回か2回、気になる展覧会に行くくらいなんです。それよりも小さなギャラリーによく行きます。直接仕事に繋がっている部分なので。
―そうなんですね!ギャラリーに行くようになったのは、カルチャートでのお仕事を始めてからですか?
「BEAMS T」時代からですね。不定期ですが、「BEAMS T」でもアーティストとエキシビジョンをやっていたので、自分の中で“ギャラリーに気軽に行く”ハードルが下がって、アートに対する感覚も養われたかな、と思いますね。
―なるほど。普段はどのような方法で、新しいアーティストや作品、ギャラリーの情報を得ていますか?
最初のきっかけとしては、SNSが多いですね。気になる方の展示告知をSNSで見たら、実際に足を運びます。やはり実際に作品を見ないと判断しづらいところもありますし。
あと、その先一緒にお仕事させていただくことになるかもしれないと思うと、作家さんご自身について知ることも大切なので、最低限、直接お会いして話してっていう部分にはこだわっています。
―やはり写真で見るのとは実際に見るのとは違いますよね。その他に、小川さんがアーティストの方とお仕事する上で大事にされているのはどんなことですか?
アーティストが作りたいものを優先して、商品に落とし込むことです。こちらの意向・意見もありますが、アーティストはデザイナーではないので、まずは表現したいものを表現してもらうようにしています。
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なんとここで、取材時にお店にいらしていたアーティストの加賀美 健さんと平山 昌尚さんがインタビューに参加してくださいました! お二人とも世界で活躍されている現代アーティストで、小川さんとは7~8年ほど前からのお知り合いだそうです。
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加賀美 健さん
1974年 東京生まれ。現代美術アーティスト。国内外を問わず多くの美術展に参加。ドローイング、彫刻などニューメディアを使った作品を多く手がけている。
https://kenkagamiart.blogspot.com/
https://www.instagram.com/kenkagami/
平山 昌尚さん
1976年 神戸生まれ。絵画、ドローイング、パフォーマンスなど、東京を拠点に活動している。
https://www.instagram.com/masanaohirayama/
https://www.beams.co.jp/brand/006571/
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お店で、HIMAAさんのトランプを発見しました!オンラインでもチェックできますよ
―普段、一緒にお仕事したりコミュニケーションをとられていて、小川さんはどんな方ですか?
加賀美さん:楽です(笑)。あんまり気を使わないし、やりやすいです。同じマンションに住んでいたら、あ、感じのいい人だな、って挨拶する感じで。
平山さん:確かに(笑)。本当に気を遣わないですね。
小川さん:僕は年下ですが、なんだか友達の延長線みたいな感じですね。くだらない話も多いですが(笑)、共感できるところが多くて、とても話しやすいです。
編集部:大人になってから出会った人達とそんな関係性が築けるって、とても素敵ですね。
加賀美さん:人柄がいいからね、いつもニコニコしているし(笑)。
小川さん:僕も珍しいですね、大人になってからこんなに仲良くなった、っていうのは。
インタビュー取材前、3人でランチをしていたそうで、お二人ともとても気さくに取材にご協力いただきました。和やかな雰囲気で、小川さんがとても信頼されていることが伝わってきました!
第3回では、12年に及ぶ店舗運営の中で印象に残っている出来事や、小川さんご自身が購入した作品の話をお聞きします。お楽しみに!
(第3回につづく)
TOKYO CULTUART by BEAMS(トーキョー カルチャート by ビームス)
公式インスタグラム: https://www.instagram.com/tokyo_cultuart/
公式Twitter:https://twitter.com/tokyo_cultuart
公式サイト:https://www.beams.co.jp/tokyocultuart/
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Editor | 三輪 穂乃香
OBIKAKE編集部所属。
Writer | naomi
採用PR・企業広報職、Webメディアのディレクターなどを経て、アート&デザインライターに。
作品と同じくらい魅力的な、作家の人となり・ストーリーも伝えたくて書いてます。
好きなもの・興味関心と守備範囲は、古代文明からエモテクのロボットまでボーダーレスです。